忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『貞子vs伽椰子』



『貞子vs伽椰子』(2016年)
監督:白石晃士
脚本:鈴木光司
原作:なし?
配給:KADOKAWA
出演:山本美月、玉城ティナ、安藤政信、佐津川愛美、甲本雅裕ほか

評価
★★★★☆


感想
※以下ネタバレ含みます。


この映画の存在を予告編で知ったとき、「なんやこれ」と劇場で吹きかけましたが
その一方でネタムービーとして惹かれてはいました。
そもそもこの映画、エイプリルフール企画きっかけ、すなわちおふざけから生まれた映画なんですね。映画の主役をバトらせるというのは、いかにもハリウッド的(「バットマンvsスーパーマン」然り「アベンジャーズ」然り「X-MEN」・・・)な発想だなあ、きっと中身の無い楽に見れる映画なんだろうなとかなりハードルの低い期待をしていた。
そのハードルの低さが功を奏したのか、それともこの作品の実力なのか、正直かなり楽しめました。

ホラー映画でなおかつ、おふざけ映画なんだから細かいことには目くじら立てず観ましょう!
あと、演技力も求めちゃだめです。主演の山本美月は可もなく不可もなく、というかむしろあんまりよくなかった気がするがそんなことはノープロブレム。「あれ、安藤政信ってこんなに演技アレだったっけ・・・?」という不安も彼の登場とともに沸き起こりましたが、役どころが素晴らしく中二病的でカッコイイ!のでこれまたノープロブレム。お供の女の子も然り。

ある程度筋書は読めるのでトリハダの立つような、背筋のゾクゾクするような恐怖は正直ほとんどありません。が、伽椰子's houseに侵入する場面は十分ビビれます。クライマックスの貞子vs伽椰子featとしお君も時々ビビリ、時々クスクス笑いながら楽しめました。

ラストは予想していたよりは「おお」と、「ええやん」(何様)と、頷ける結末。
しっかりハイブリッドは厄介やな~。最強やん。としお君とはうまくやっていけるのかな?


コメディホラー、くらいのスタンスで臨めば十二分に楽しめる映画です!
PR